October 03, 2011

シャドーボクシング

昨日、広島の時から知っているRの家にタコ焼きを焼きに行った。
知っていると書いたのは友達という言葉がしっくりこないだけで、別に友達以下の関係というわけでもない。

15年以上前、僕が少し狂ってノイズバンドをはじめたころの数少ない友達のバンドのひとつに彼はいた。
とにかくでかい男で、とにかく楽器が似合っていて、そして羨ましいほどバイクが似合っていた。

そんなRが何年か前に突然、ベルリンで僕がバイトをしていた日本食レストランにお客としてやってきた。
その時はお互いに思わぬ再会に驚いたのだけど、彼はそのとき僕のことを15年前のノイズバンドのバンド名で呼んだ。

それからたまに会ってご飯を食べながらたわいもない話をする。
彫刻家として人のうらやむような実績を持つ彼のちょっと刺のあってとぼけた話は忘れかけた何かを思い出させてくれる。

そんな彼が昨日は兄と仲直りをしたとうれしそうに話し、Rの奥さんがそのお兄さんのブログを見せてくれた。
http://ameblo.jp/wadatakujirou/entry-11028837099.html

ボクシング経験のない彼がはじめてジムに通いだした時、3年間まじめにシャドーボクシングをしていたのに全く実践で通用しないと本気で嘆いたのを見て、さんざん大笑いしたあとなんだかすごく愛おしい気持ちになったのを思い出した。

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